ですから事例AのC君の場合の様に、手を抜 かず、忠実に文字を書くという行動により、仕事においても、忠実に作業する様になるという事が、お解かりいただけたと思います。
最後に筆跡改善の問題点についてお話します。適正な筆跡改善文字作成には相談者との打ち合わせの時間が必要となります。また筆跡改善文字もすぐには書けませんのでリハビリにおいても時間が掛かります。三番目としましては、日本の社会はアメリカ、ヨーロッパの様に気楽に精神科やカウンセラーに通う習慣がありません。ですから遊び感覚での占いは歓迎されるのですが、自分の心の病気や心の弱さ等については信じたくない、人に知られたくないという気持ちが根強く残っている為、生活に筆跡診断を活用する事が難しく、筆跡診断の妨げになっているのが現状です。(柳澤由伽理著:「筆跡の不思議 歴史上の人物の心を解き明かす」「筆跡カウンセリング・マニュアル」出版社:文芸社より) |
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