ゴンドラごと落下
2010-12-07 富山県射水市 富山新港の橋の建設現場で
ゴンドラに乗っていた作業員2人が、強風にあおられ
ゴンドラごと約40メートル下の地面に落ち死亡。
また名古屋市中区の工事現場では、作業用の足場や
防音シートの一部が崩れるなどの被害も起きる。
9月に行われました企連協研修会
(道路占用工事企業者連絡協議会)に出席の皆様、
覚えてらっしゃいますか?
私が例題として話した「強風」の話を。
今回、
まさに私の話した内容通りの事故が起きてしまいました。
テレビのニュースで、ある方が話されていました。
「強風注意報の連絡が入ったので、
知らせようとしていた矢先に、
事故の連絡が入ってしまいました」と
講演で話しました様に、
現場の作業員が
危険を早めに
察知する能力を
身につける事が重要なのです。
筆跡を改善する事で、
事故は未然に防ぐ事が出来ます。
蟻の穴
2010-11-28
島根県安来市の養鶏場で、
高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかりました。
鶏舎の金網を調べたところ、
直径約3センチの穴(金網のゆがみ)が見つかったそうです。
“3センチ” そんな小さな穴がと思いますが、
雀などの小さな野鳥は、通り抜け可能との事です。
養鶏家の方々のことを考えると、胸が痛くなります。
「蟻の穴から堤も崩れる」
文字を書く時にも気をつけたい事です。
「口」や「目」などの
下の横線を、左右の縦線にピッタリ付ける事。
自分の行動を見直す良い方法、
それは、
「筆跡カウンセリング・マニュアル」を参考に,
自分の書いた字を、よく見る事です。
規則に対する遵守度
先日
沖縄尖閣諸島沖での中国漁船衝突映像流出事件がありましたが、
皆さんは、筆跡から規則に対する遵守度が判る事を知っていますか?
「国」という字を書き、
1画目の左縦線と2画目の上横線の接し具合を見て下さい。
@縦と横の線がピッタリ付いている。
A結構開いている。
B良く見ると微妙に開いている。
あなたは、@AB どのタイプですか?
上から下に引かれている縦線は、上司の命令や規則等を表しています。
@常に規則重視と考えている方は、横線が縦線にピッタリ付いています。
A規則は重要だが、
時には規則通りに行かない事もあると考えている方は、
命令と自分の考えに隔たりがある為、
線も縦の命令線より離れた場所から、横線を書いています。
B規則通りに行かない時、
物事を割り切る事ができず、
悩みながら、なんとか規則通りに行おうと考えている方は、
悩み、ためらいが
微妙な空間となって縦線と横線の間に表れています。
本来、
筆跡の診断はひとつの文字を診ただけで行うものではありませんが、
筆跡に筆者の考えが表れている事を、知っていただけたと思います。
警察官もケアレスミス
しかし、
このひと言で済ませてしまって良いのでしょうか?
新潟県佐渡市の佐渡西署では、乗用車の単独事故の通報を放置
約1時間半後、
2回目の通報でようやく現場に
発見時、運転手は心肺停止状態
病院に搬送されるが、2回目の通報から約50分後に死亡。
警察は、亡くなった方の家族に謝罪したといいます。
神奈川県警では、警察官がパソコンで容疑者の書類を作成
その時、
前に作成した別の容疑者の犯罪歴を消さずに添付
これと同様のミスは、他の警察署でもあったといいます。
筆跡を改善する事で、ミスは減らせます。
アメリカ、ヨーロッパでは、古くから筆跡カウンセラーによる筆跡診断を、学校、職場で行っています。
日本でも、筆跡カウンセラーを活用し、職場でのヒューマンエラーを減らして欲しいものです。
管制官 有罪確定
管制官と云うと思い出されるのが、
今月上旬福岡航空交通管制部での「口止め事件」
職場体験に来た中学生に航空機との交信をさせ、
中学生本人には「この事は誰にも言わないように」と口止めしていた事です。
また先日10月26日には
札幌の管制官が指示を誤り、
エアーニッポン(ANK)機が、
大雪山系の山に衝突しそうになるという事もあったばかです。
ヒューマンエラーを防ぐため、安全なシステム構築のなされる事を望むばかりです。
そんな中ある方が、「管制官の気の緩み」とおっしゃっていました。
ミスには色々な種類があります。
・ 元々やる事がいいかげんで、ミスの多い方
・ いつもはミスなく仕事をこなしているが、忙しくなるとミスが出る方
・ マニュアル通りの事は完璧だが、イレギュラー対応が上手く出来ない方
・ 忙しくても、アクシデントが発生しても、自分の仕事はミス無くこなせるが、
他人(部下)のミスが、なかなか見えない方・・・・など
書いた文字を見ただけで、自分がどんな状態に弱いのかが解ります。
自分自身を知ることで、ミスを克服する事が出来ます。
元請け 書類送検
昨年4月東京都千代田区の工事現場でクレーンが横転し、
通行中の女性が亡くなり、
道路走行中のトラックの運転手を含む5人が重軽傷を負った事故で、
警視庁は元請けの、
中堅ゼネコン会社の現場作業所長らを書類送検しました。
工事をめぐる事故で、
作業に直接携わらない元請け業者側を立件するのは異例との事。
今後、元請けゼネコン会社の、新たな事故対策が必要と思われます。
どこの会社でも必死で、事故を起こさぬ為の努力を行っています。
「門前の小僧 習わぬ経を読む」の例え通り、
繰り返し行う事は大切な事です。
しかし、毎回同じ様な災害防止セミナーで、
参加者の意識は変わっているのでしょうか?
工事現場には多くの人が係わっています。
規則を頑固に守る人
要領よく、さっさと仕事をこなす人
人の上に立つ人は、現場の人達の様子を知らなければなりません。
そんな時、役に立つのが筆跡です。
書いた文字を見れば、その人の性格が解ります。
その上
注意散漫の方も筆跡を改善する事で、石橋を叩く性格になれます。
筆跡で建設災害を無くしてみませんか。
道路占用工事企業者連絡協議会、 JR東日本コンサツタンツ梶A京成電鉄鞄凾ナ講演をさせて頂いております。
企連協の皆様
正式名称が長いため、通常は略して「企連協」(きれんきょう)と呼ばれている団体です。
都の上下水道局を始め、NTT、東京電力、東京ガス、首都高速道路、JR東日本・・・・等など47企業が会員となっています。
当日の会場は東京都江戸東京博物館のホールで行い、400人近い方々が集まりました。
筆跡に隠された数々の気質を知って頂き、路上工事事故防止に役立てていただきたいと話ました。
そうそうたるメンバーの方々でしたので、反応がとても気になりました。
少しすると、事務局の方から
「筆跡の話、短すぎたんじゃないか」
「もっと話して欲しかった」等
参加者の皆さんが、おっしゃってましたと、知らせてくださいました。
また一緒に講師を務めた、谷口浩美さん(東京電力 長距離・駅伝チーム監督:世界陸上金メダリスト、バルセロナオリンピック8位)が、
「講演で話された、”口”の字、僕の名前の中にも 3つ”口”があります。
今世間では、イチロー選手の事が話題に上っていますが、イチロー選手だけでなく、アスリートは皆、自分の競技の事だけを考え、常に規則正しい生活を送っています。
日記は自分の記録として、高校時代からつけています。
現役を引退した今でも、僕の3つの”口”の字は全部閉じています。
自分の生活と、自分の筆跡を見て納得しました。」と、
嬉しい事を、企連協の会長さん達の前で話して下さいました。
「一期一会」を大切にしていますと、おっしゃた谷口さんの言葉通り、企連協の役員及び事務局の皆様のお蔭で、私も多くの方々とお会いする事が出来ました。
本当にありがとうございました。幸せで有意義な一日でした。
谷口浩美さんの話された”口”の話は、
柳澤由伽理著「筆跡カウンセリング・マニュアル」に載っています。